半年で合格を勝ち取った長男の話

「よっしゃー!!!合格したー!!」

ある日曜日のお昼、突然叫び声が聞こえました。

長男の本命の大学受験の合格発表の日。

半年間、毎日”12時間勉強する”という目標を守ってやってきた努力が報われた瞬間でした。

その場にいた私と夫、すでに私立高校に合格していた次男とその喜びを分かち合いました。

 「えっ?マジで?合格?ヤバッ!すげー!おめでとう!!!」

小学4年生からミニバスを始め中学校でもバスケ部所属。高校はここでバスケがしたいという一心でバスケ強豪校といわれる公立高校に入学しました。入部してからは練習練習の日々で練習から帰ったら寝ながらご飯を食べるという毎日。休日は試合。テスト期間中もほとんど毎日休むことなく朝練夜練と厳しい練習をこなしてきました。受験のことなど全く考えていないので気づけば1年生2年生のテストの結果は欠点だらけ…

あっという間に迎えた3年生の5月半ば、残る部員も多い中自分は受験に向けて頑張るとバスケ部を引退し高い目標を掲げ、夏休みもぶれる事無く毎日同じリズムで朝から晩まで勉強の日々。毎日12時間勉強するという目標も達成できていないと晩ごはんはあと。2つ上の娘もその様子を見て“気持ち悪い”というほど。

そんな日々を見てきたから家族みんなが合格を祈っていました。

「おめでとう!よかったなあ。よう頑張ったなあ。」

合格の報告をした親戚からたくさんのお祝いのメッセージが届きました。その数時間後合格した学校から合格通知書類が届き喜びをかみしめていました。

思い返せば半年で高い目標を達成できたのは次の3つの要因が大きかったと思います。

まず1つ目は部活で培った精神力の強さ。レギュラーではなかった息子は2年生3年生になっても後輩がベンチ入りしている中自分は観客席で応援することが多々あり辛い思いをしてきました。でもベンチ入りして応援したり試合でプレーするために引退する最後の日まで手を抜くことなく練習を積み重ねてきた努力と強い気持ちがあったから頑張り続けることができたんだと思います。

2つ目は通っていた塾の綿密なスケジュール設定。半年という短い期間でしたが”受験日から逆算した細かい目標”を一つずつ確実に達成していくことでくじける事無く計画的に進めることができました。もちろん授業のない日の自習室のフル活用と講師への質問は必須です。

3つ目は部活の朝練で習慣になっていた早寝早起きですね。可能な限り早く寝て早く起きる。6時間~7時間の睡眠時間を確保していたと思います。朝型の生活リズムが定着していました。

受験期にありがちなイライラしたりすることもなく、たまには友達と遊んだり息抜きも上手に入れながら半年間を過ごせていてリラックスしている印象でした。

欠点だらけの成績であっても目標がぶれなければそこに向かって努力するだけ。やれるだけのことを精一杯やってきたから結果が望んでいたものにならなくても後悔ないだろうなと息子を見ていてそう感じました。努力が報われてそれにより家族が活気づき今までにないステキな春を迎えられそうです。大学生活は大変だろうけど1日1日を大切にいろんなことにチャレンジしてほしいと思います。

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